2024年8月25日日曜日

奥様、お手をどうぞ 7

始祖「勘違いするな 俺はゲイじゃない、バイだ 女が嫌いなわけではない(ばばあは例外だが)」
ドニア「おや、そう」
お聞きに なりましたか、
例の 吸血鬼の噂
歳の頃 30前後の 男ばかりを
襲うんだそうで
そいつは 女ヴァンパイアかい
…さあ
もうひとつだけ わかっていることは、
被害者は みな 黒髪だってことくらい…
…… まさか、ね

ドニア「わっ」
ドニア「何だよ、その顔は」
始祖「ヴァンパイア御用達のUVカットフェイスパック(※要SPA DAY)だ」
始祖「昼日中、外出するとヴァンパイアはたちどころに日焼け死にしてしまうが、あらかじめこのフェイスパックを施しておけば」
始祖「一定時間、日光から身を守ることができるというすぐれものだ」
ドニア「ふうん」
始祖「難点は外出前にパックを施さないとダメなこと、効用時間が短いことだな まれにパックがはずれずに顔がヒリヒリすることも」
ドニア「何を作ってるの?」
始祖「パワーリセット薬だ」
ドニア「は?」
始祖「その名の通り、今まで得たヴァンパイア・パワーをリセットする薬だ 弱点を入れ替えることが可能だ」
ドニア「じゃあさ、あんたの弱点『薄い肌』を他のに替えて『日光耐性』を付けることもできるよね」
ドニア「そしたら、もう日焼け死にからおさらばできるじゃん♪」
始祖「…確かに、おまえの言う通りだ」
始祖「だが、断る!
始祖様にとって「薄い肌」は欠かすことができないアイデンティティーなのです
ドニア(この頑固者め)

Ziggy「な♪」
ドニア「ん? そっちに何かあるのかい」
ドニア「そういや、こっちのほうは来たことがなかったな」
ドニア「え?」 ←駄洒落ではない
そこにあったのは描きかけの絵だった
絵の具の乾き具合からすると、だいぶ前に描かれたものらしい
不思議なことだが、あたしにはその絵の青年が誰だか瞬時にわかった
ドニア「パスカル?」

男前に 描いてくださいよ
安心しろ 
美しい者は より美しく
そうでない者は  
そうでない者は?
それなりに、が 俺のポリシーだ
……… 私は どちらですか? 
訊くだけ 野暮だぜ



今日の始祖様:各種スキルは高めです
共有ありがとうございます:このカフェ区画はギャラリーからお借りしました


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2024年8月20日火曜日

奥様、お手をどうぞ 6

アイテムパック「Movie Hangout Stuff」にドニア・スピネリにちなんだオブジェクトが2点収納されていました
せっかくなので、ストラウド・マナーに設置します
始祖「勝手に、人んちを模様替えするんじゃねえ それと、天井を貼り忘れてるぞ」
ドニア「まあまあ」
ドニア「飲まないでダメにしてしまうくらいならば、作らなければいいのに」
無駄にカクテルを作りすぎるのはもはやバグレベル ←何でもかんでもバグにするな
Ziggy「な(怒)」
餌入れが空であることを主張するZiggy
ドニア「ま~ったく プレイヤーのぼんやりにも困ったもんだよ」
餌やりはおまえに任せてあったはずだが…?

始祖「さて、そろそろ実技に入るか」
ドニア「実技?」
実際に、人間を吸血するという「実技」です
ドニア「下手くそな絵だね」
始祖「俺様が描いたんじゃねえ」
いにしえより伝わるこの「悲劇のピエロ」の絵には不思議な力が秘められています
この絵をじっと見ているとどこからか悲しげなピエロがやって来るのです
始祖「記憶消去を忘れるなよ」
ドニア「あいよ」
新米ヴァンパイアにとってかっこうの「練習台」です(笑)
1枚の絵で最大3人までのピエロが召喚できます 言い替えると3人のブラッドを吸血できるというわけです
ちなみに、極悪なプレイヤーは吸血目的以外で彼らを呼ぶことはありません

人間の世界に いる時は 気を抜くな
常に 「人間」であるように 振る舞え
ガラスや鏡に 姿が映る振り
コーヒーを 飲んで 熱がる振り
始祖「人間の食べ物なんぞ、俺たちにとっては砂を噛むようなものだが、それでも美味しそうに食べる振りをしろ」
ドニア「へえへえ」
始祖「!?」
バーテンダー「?」
バーテンダー「あの、お客様 どうかなさいましたか」
始祖「…いや、何でもない 君が古い知り合いに似ていたもので」
始祖「………」
ドニア「ヴラド、あんたってああゆうタイプが好みだったんだ」
始祖「あん?」
ドニア「どうりで、この美熟女(=あたし)に指一本触れないわけだ」


今日のばあちゃん:ドニアばあちゃんは、現在、某所でバチェラーチャレンジに参戦中です


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