始祖「お待たせしました、おじ上」
アーロン「ヴラド、その品のない格好は何だ」
始祖「え? いけませんか」
始祖「ヨシイクゾーへのリスペクトを込めたTシャツ(※後述)なんですが」
アーロン「ヨシイクゾーって誰だ」
始祖「…で、ご用件は何でしょうか」
アーロン「この間のレイチェル嬢の件だが」
始祖「例の見合い話ですか? あの時きっぱりとお断りしたはずですよ ぼけたんですか」
アーロン「…… わしゃ、まだぼけとらん」
始祖「何度も言っているとおり、嫁さんをもらう気はさらさらありませんって」
アーロン「まあいい 気が変わったらいつでもそう言え おまえにふさわしい花嫁を探してきてやる」
アーロン「ただし『ひとり』に限る」
始祖「…… (まだ根に持っているな)」
参考記事:存在の耐えられない重さ「続・私は如何にして心配するのを止めて吸血鬼を愛するようになったか 5」/「6」
三男「始祖様」
三男「吸血の際(なるべく)人間を殺さないようにと決められたのは始祖様の代からとお聞きしていますが」
三男「それは何ゆえでしょうか?」
始祖「吸血するたびに殺していては次の獲物を見つけるのがめんどうだろう」
始祖「記憶さえちゃんと消去しとけば問題ない ひと月もすれば、またそいつから吸血できる」
三男「合理的というより何かケチくさい気がしますが」
始祖「……」
参考記事:献血の基準/次に献血できるまでの間隔(日本赤十字社 東京都都赤十字血液センターHPより)
三男「では、ケチくさい僕から始祖様に折り入ってお願いがあります」
始祖「あん?」
三男「今後は、飲みもしないカクテルを量産するのはやめていただけませんか 材料費もバカになりませんから」
始祖「………」
始祖「あいつのあの物言い、誰かを思い出させるな」
次男「誰かって誰ですか?」
始祖「…ひとりごとだ さらっと聞き流せ」
次男「承知しました ところでこのカクテル、俺が飲んでもかまいませんか」
始祖「ああ、好きにしろ」
次男「♪」
RRR…
始祖「何だ、ギャリーか みんな元気か? …え?」
始祖「エースが吊り橋から落ちた!?」
始祖「…記憶喪失?」
「牧場生活に出会いを求めるのは間違っているだろうか 1」に続く
今日の始祖様:このTシャツは某Yさん作のカスタムコンテンツです
参考動画:バイオハザード・ヴィレッジ [吉幾三]
始祖様は亡き母上アイリーンに生き写し…といわれますが、実際はさほど似ていません おじ上のアーロンはかつて彼女に片思いをしていたという裏設定あり
参照記事:晴天をほめるには日没を待て「幕間 1」/「2」
今日の三男:人に厳しく自分に甘く
次男「おまえ、この間始祖様に『飲みもしないカクテルを量産するな』とか言ってたよな」
三男「…… 仕様ですからしようがありません」
次男「駄洒落かよ」
三男「カクテルを無駄に作りすぎる仕様は次回のアプデで変更していただけませんか、EAさん」←メタ発言
2024年6月1日土曜日
幕間(まくあい) 1
時系列的には「牧場生活に出会いを求めるのは間違っているだろうか」以前のできごとです
始祖「イーサン」 始祖「イーサンはいるか?」 イーサン「はい、今そちらへ参ります」 始祖「元気そうだな」
イーサン「始祖様こそ いつセルヴァドラーダからお戻りで?」
始祖「おとといだ …あ、煙草を吸ってもいいか?」
イーサン「どうぞ」 始祖「まったく三男にもまいるぜ 曰く『喫煙は健康をそこなう恐れがあります よって今後はストラウド・マナーは全館禁煙とします』…だとさ」 始祖「こちとら、13歳から吸っていてもいまだにピンピンしてるって」
イーサン「(笑)」
始祖「…あ、それでも15歳から3年間は禁煙していたか」 始祖「『成長期※に煙草を吸うと背が伸びなくなる』って言われてさ」
※注:マイ設定では(産まれながらの)ヴァンパイアは、18歳までは人間同様に成長する 18歳で成人してからは老化のスピードが極端に下がるのだ イーサン「どなたに言われたのですか?」 始祖「………」 始祖「さて、誰に言われたかな …もう忘れた」 始祖「おっと、オミスカみやげを渡すのを忘れてた」
イーサン「ありがとうございます」 始祖「時どき古代人の呪いを受けるそうだ 気を付けろよ」
イーサン「……」 長男「始祖様、こちらにいらしたんですか」 始祖「何だ、おまえもここに煙草を吸いに来た※のか」
長男「違いますよ」
※注:ストラウド・マナーでの喫煙者は始祖様、長男、次男の3人です 長男「スレイヤー卿がおみえです」
始祖「…おじ貴か 俺は死んだと伝えろ」 長男「始祖様 おふざけにならないで」
始祖「しかたがねえな、ちょっと面(つら)を拝んでくるか イーサン 邪魔したな」
イーサン「いえ」 おそらくネイティブアメリカンの血を引くであろうこの青年が
どうゆういきさつでフォーゴットンホロウにやって来たのか また、なぜヴァンパイアになることを望んだ※のかは誰も知らない ※注:ストラウド一族の掟では、ヴァンパイアと人間の双方の同意がなければヴァンパイア化はできない(=マイ設定) ちなみに、親ヴァンパイアは始祖様である ともあれ、庭師イーサン・サマーズは始祖様直属の有能な「お庭番」なのである
温室とイーサンの原型はギャラリーからお借りしています どちらもギャラリーで見つけてひとめ惚れした区画・シムです
始祖「イーサン」 始祖「イーサンはいるか?」 イーサン「はい、今そちらへ参ります」 始祖「元気そうだな」
イーサン「始祖様こそ いつセルヴァドラーダからお戻りで?」
始祖「おとといだ …あ、煙草を吸ってもいいか?」
イーサン「どうぞ」 始祖「まったく三男にもまいるぜ 曰く『喫煙は健康をそこなう恐れがあります よって今後はストラウド・マナーは全館禁煙とします』…だとさ」 始祖「こちとら、13歳から吸っていてもいまだにピンピンしてるって」
イーサン「(笑)」
始祖「…あ、それでも15歳から3年間は禁煙していたか」 始祖「『成長期※に煙草を吸うと背が伸びなくなる』って言われてさ」
※注:マイ設定では(産まれながらの)ヴァンパイアは、18歳までは人間同様に成長する 18歳で成人してからは老化のスピードが極端に下がるのだ イーサン「どなたに言われたのですか?」 始祖「………」 始祖「さて、誰に言われたかな …もう忘れた」 始祖「おっと、オミスカみやげを渡すのを忘れてた」
イーサン「ありがとうございます」 始祖「時どき古代人の呪いを受けるそうだ 気を付けろよ」
イーサン「……」 長男「始祖様、こちらにいらしたんですか」 始祖「何だ、おまえもここに煙草を吸いに来た※のか」
長男「違いますよ」
※注:ストラウド・マナーでの喫煙者は始祖様、長男、次男の3人です 長男「スレイヤー卿がおみえです」
始祖「…おじ貴か 俺は死んだと伝えろ」 長男「始祖様 おふざけにならないで」
始祖「しかたがねえな、ちょっと面(つら)を拝んでくるか イーサン 邪魔したな」
イーサン「いえ」 おそらくネイティブアメリカンの血を引くであろうこの青年が
どうゆういきさつでフォーゴットンホロウにやって来たのか また、なぜヴァンパイアになることを望んだ※のかは誰も知らない ※注:ストラウド一族の掟では、ヴァンパイアと人間の双方の同意がなければヴァンパイア化はできない(=マイ設定) ちなみに、親ヴァンパイアは始祖様である ともあれ、庭師イーサン・サマーズは始祖様直属の有能な「お庭番」なのである
温室とイーサンの原型はギャラリーからお借りしています どちらもギャラリーで見つけてひとめ惚れした区画・シムです
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