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始祖「……… なぜおまえがそこにいる? 俺に何の用だ?」
ドニア「命を助けてもらったお礼に『夜伽(よとぎ) 』をしようと思って」
始祖「おまえを助けたのはほんの気まぐれにすぎん おまえからの見返りを期待してのことじゃあない」
ドニア「まあまあ、そう固いこと言いなさんなって」
始祖「俺様も、女の守備範囲はけっこう広いほうだが、さすがにばばあとロリは除外だ」
ドニア「喰わず嫌いはよくないよ、ヴラド 意地張ってないでちょいと味見してみたら?」
始祖「だが断るっ!」
ドニア「こんなおいしそうな熟女に手を伸ばさないなんて… ヴラド、後で悔しがっても知らないよ」
始祖「腐りかけの熟女の据え膳を喰らって腹痛を起こしたくはない」
ドニア「若いあんたが知らないような 超絶性的技巧(テクニック) を見せてやれたのに」
始祖「…それは残念だ(←棒読み) 断っておくが、俺は見た目ほど若くはない おそらくおまえよりははるかに長い時を生きている」
ドニア「おや、そう」
始祖「ヴァンパイアになったおまえに歳を訊くのも妙な話だが」
始祖「ドニア、おまえいくつだ?」
ドニア「永遠の55歳♪」
始祖「…… さすがに55歳はサバ読みすぎだろう」
ドニア「ぐーっ」
始祖「………」
ドニア「くかーっ」
始祖「…やれやれ 何のかんの言って寝つきがいいばばあだ」
始祖「『エンサイクロペディア・ヴァンピリカ 第1巻』から始める 予習はしてきたか」
ドニア「3ページ目をめくったところで記憶が途切れた」←爆睡したらしい
始祖「……… 講義に入る前に、我がストラウド一族の掟を話しておこう 掟を破った者には相応の処罰がなされる 心して聞け」
始祖「一、人間を我が一族に加える場合は、ヴァンパイア・人間双方の同意を必要とする」
ドニア「ああ、なるほど※」
※注:「奥様、お手をどうぞ 2」において、始祖様がドニアに対して念押ししているのはそのせいである
始祖「一、やむを得ない場合を除き、人間を殺してはならない」
ドニア「え? ど、どうして?」
始祖「人間という奴は不思議な生き物だ ふだんは平気で同族同士殺し合っているくせに、ひとたびヴァンパイアに殺されたとなると急に一致団結しやがる そうやって人間どもに根絶やしにされたヴァンパイアは数知れない」
ドニア「……」
始祖「人間どもとの無用な諍(いさか)いを避けるためにも、死なない程度の吸血にとどめろ そして、記憶消去を怠るな」
ドニア「………」
始祖「あてがはずれたか?」
ドニア「え?」
始祖「おまえがヴァンパイアになることに同意したのは、おまえの一家を殲滅させたバリトン一家とやらに報復するため 違うか?」
ドニア「…すべてお見通しかよ」
始祖「死にかけたばばあの思念を読み取るなんざたやすいことだ」
始祖「復讐を思いとどまれとは言わん ただし殺すな 俺が言いたいのはそれだけだ
俺としても、仲間に加えたばかりのおまえを『掟破り』として処罰したくはない」
ドニア「…… わかった あいつらを殺さないと誓うよ それに『神』(=プレイヤー)は Vampires Can Kill※ は導入してないしね」
※注:「Vampires Can Kill」とは、吸血によって人間を殺してしまう可能性を追加するMOD
参考記事:個人的シムズ4日本語化MOD置き場「ヴァンパイア関連MOD」
始祖「そうゆうメタ発言はよせって …じゃあ、『エンサイクロペディア・ヴァンピリカ 第1巻』1ページ目からだ 今度は寝るなよ」
ドニア「ところでさ、ゆうべ寝言で『パスカル』って言ってたよね」
ドニア「誰さ? あんたのいい人?」
始祖「………」
黙秘権を行使する始祖様であった
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