2024年3月18日月曜日

牧場生活に出会いを求めるのは間違っているだろうか 8

エース「俺が弱音を吐くと、ギャリーたちを悲しませるだろう」
始祖「俺ならいいのか」

  エース「あんた、人が苦しんでいるのを見ても平気…
  いや、喜ぶじゃん」
  始祖「そうゆう性分なのでね」←悪人特質
エース「俺、時どき、目の前が真っ暗になる」
エース「今の俺にはなんにもないんだ 23年間生きてきた『記憶』のかけらすら… 俺の婚約者だったっていうアリスに会っても、何の感情も持てなかった たとえば、俺を産んだ母親と町ですれ違ったとしても、たぶん俺は母だと気づかないだろうな」
始祖「………」
エース「俺には何もない すべて失くしちまった」←マイルストーン全滅のことです
始祖「失くしてしまったのなら、また作ればいいじゃないか」
エース「ひとごとだと思って簡単に言ってくれるぜ」
始祖「だってひとごとだもん(笑)」
始祖「そもそも人間は物事を複雑に考えすぎる だから長生きできないんだ」
エース「ヴァンパイアには言われたくない台詞だ」
でも、おまえは 気づいているはずだ
どんな形にせよ、おまえが 生きていてくれたことを
心の底から 喜んでいる者たちが いることを
おまえが 以前のような 屈託のない 笑顔を
取り戻す日を 待ち望んでいることも
ギャリー「ありがとうございます、始祖様」
始祖「ん?」
ギャリー「ずっとエースを見守っていてくださったんですね」
始祖「俺の馬はひどい方向音痴でな
ギャリー「はい?」
始祖「遠乗りに出かけたら道に迷ってこんな田舎町にたどり着いた まあ、ここの草が気に入ったようだからしばし滞在している」
始祖「ただそれだけだ」
ギャリー(…ぷふっ この人らしい言い訳)
チェスナットリッジに冬が訪れました


今日の始祖様:「『失くしてしまったのなら、また作ればいい』…か」
「ふふ どこかで聞いたような台詞だと思ったら、100年も前に俺があいつに言った台詞だったな」
「あいつって誰よ」「ひとりごとだ さらっと聞き流せ」


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